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漢方薬で不妊症や内科・皮膚科の病気を改善、漢方医学を専門とする富士市の影山薬局

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骨粗鬆症骨の健康

骨の健康を守ろう

現代人の骨が弱い理由として、アルコールやたばこなどの嗜好品の影響、カルシウムの少ない食生活の影響、運動不足の影響が考えられています。
高齢化してくることや女性であると言うだけで骨の健康は損なわれやすいものです。そもそも骨の役割とはどういうものでしょうか?

骨の役割

  • @体を支える役目
  • A内臓を守る
  • Bカルシウムを貯めておく
これらの役割は日常生活を送る上では欠かせません。特にカルシウムは99%は骨に存在しますが、血中に存在する残りの1%は筋肉の動きや神経系やホルモン系など幅広く作用しています。骨がやせ細ればそれらへの影響も大きくなると言われています。


女性は特に気を付けよう

女性であることは骨を弱くなることの宿命を背負っていると言えます。妊娠、出産、授乳、閉経などの女性ホルモンバランスが大きく変化するイベントが多くあるためです。
女性ホルモンは骨を丈夫にするホルモンとして不可欠ですが、女性ホルモンの変調は人生で何度か訪れます。若い時にしっかりと骨の貯金を作る事、そして更年期以降はなるべく減らさないよう努めることが骨粗鬆症の対策となります。


骨を丈夫に保つ3大原則

  • @運動
  • A日光浴
  • B食事
ウォーキングやゲートボールのような軽い運動でよいので、毎日続けるのが理想。骨に負荷をかけることでかえって骨は丈夫になっていきます。


骨の材料であるカルシウムの吸収や利用を高めてくれるビタミンDは、日光浴で増やすことができる。体内にあるコレステロールの一部は太陽光線でビタミンDに変わるからです。肌の露出は少なくても十分効果があるので、毎日10分程度は日を浴びるようにしましょう。


カルシウム量を一日600mg摂れる食事を心がけるよう推奨されていますが、実際はその8〜9割程度しかとれていないのが現状です。日本は国土の大部分が火山灰土のため、カルシウムをはじめとしたミネラル分が低いと言われています。
またカルシウムを豊富に含む魚介類離れや乳製品の摂取不足が慢性的にあるため、意識してカルシウムを多く含む食材の摂取を 心がける必要があります。
カルシウムビタミンDで吸収が促進され塩分や濃い糖分で吸収を悪くすると言われているため、毎日の食べ合わせに気を配るといいでしょう。


漢方薬で筋骨を丈夫にしましょう

骨粗鬆症は、身体の老化に伴って現れてくる症状で、多くは冷え、体力筋力の低下を伴い虚弱な体質に向かっていく「腎虚」(じんきょ)と言われる状態です。背が縮んだり骨や関節の変形、節々の痛みなどはゆっくりと進行していくため、本人は気が付かないことが多いです。腎虚に対しては補腎(ほじん)という手法で対策するのですが、多くは漢方処方の八珍湯を基本とした処方が応じます。

骨粗しょう症は骨折して初めて気が付くことが多いのですが、骨折部位によっては要介護になったり生活の質を落としかねません。カルシウムなどを積極的に補給することも大事ですが、何よりも転倒骨折を防ぐ生活を維持することが大切です。筋や腱を柔軟に丈夫にしていく事は転倒や骨折の予防につながります。これは補腎することで改善してきます。詳しくはご相談ください。

コラム

超高齢化社会を迎える日本において、高齢期をいかに健康で過ごすかは骨や筋肉をいかに丈夫に保つかがポイントになります。骨粗鬆症は健康生活を送る上でしっかり対策したい病気だと思います。要介護認定に至る要因において骨折や転倒が10数%占めるとされ、今後も増えてくることが予想されています。

運動機能の障害は、うつや認知症などとも関連しやすく、たかが骨の病気と言えど今では一つの症候群の様相を呈しています。骨折してから外出が減り認知症やうつになるなど話によく聞きます。
骨量に関しては@若い時にしっかりと骨の貯金をためておく骨太化A更年期以降の骨量の低下をいかに防ぐかが丈夫な骨を維持する秘訣だと思います。

無理なダイエット、運動不足、偏食、ストレス、高齢化など骨にとっても受難の時代、一生使える骨の事を考えた生活習慣を送ってほしいものです。


カルシウムパラドクスと
人間の体は食事からの摂取量が少ないと、骨に含まれるカルシウムを溶かして利用します。カルシウムの摂取不足が続くと、骨が血液中に溶け出しすぎてしまい、骨の近くの血管に沈着し動脈硬化をおこしてしまうことがあります。カルシウム不足がカルシウムの沈着を引き起こすという何とも逆説的な現象ですが、矛盾をはらんだ人間の性は、目に見えない血管の中でもコツコツと足音をかき鳴らすのですね。

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