肝臓の下にある小さな袋状の胆のうでは、肝臓で作られた胆汁を濃縮・貯蔵し必要に応じて十二指腸に送り出しています。胆汁は食べ物の消化に欠かせないもので、胆汁の通り道となる胆管や、貯蔵場所である胆のう内でうっ滞したり細菌感染などで石化し様々な障害を引き起こします。
胆石を作りやすい人は、
脂っこい食事やお酒の飲み過ぎなど生活習慣による部分が多いと言われています。人口の10%程度は胆石を持っていると言われており、年齢を重ねるごとに保有率は上がります。主に胆のうで作られてしまった胆石が、胆汁の通り道をふさぐことにより様々な症状が現れてきます。
主な症状はみぞおちから右季肋部にかけての差し込むような痛みで(
疝痛)、時に右肩や背中にかけて放散痛や、発熱や嘔吐、黄疸が出ることもあります。
サイレントストーンと呼ばれ
る無症状の場合もあります。