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漢方薬で不妊症や内科・皮膚の病気を改善、漢方医学を専門とする富士市の 『漢方薬 影山薬局』

薄毛・脱毛症を漢方薬で治す

薄毛や脱毛で悩む男女は多い

脱毛が進行し薄毛で悩む人は男女を問わず多く、遺伝的な要因や加齢、頭皮環境や性ホルモンの影響などの要素が大きいと言われていますが、これらは誘因ではあるが必ずしも薄毛になるわけではないようです。
遺伝や加齢などは抗えない部分が多いように思いますが、頭皮環境やホルモンバランスなどの後天的な要素を整える事は、脱毛症を改善していくための重要項目です。一般に、血流やホルモンバランスが悪くなると毛髪は育たないと言われています。


抜け毛 薄毛 脱毛症

血流悪化の原因として、例えばストレス、睡眠不足、栄養不良、喫煙などがあげられます。また、髪を縛っている女性に多くみられる牽引性脱毛は、血行不良型の脱毛症で別名ポニーテール型脱毛症と呼ばれています。

女性ホルモンは毛細血管を拡張させて毛髪の成長を促す作用があり、妊娠中やピル服用中に抜け毛が減るのは女性ホルモンの作用によるものと考えられています。一般に男性より女性のほうがヘアサイクルが長く(男4〜5年、女性5〜6年)女性ホルモンの影響と関係が深いと言われています。

一方、男性型脱毛症(AGA)は、男性ホルモンが頭髪の毛乳頭と呼ばれる部分にある酵素に作用した結果、額や頭のてっぺんから薄毛が進行しやすくなると言われています。
また、髪の毛の材料はタンパク質、ミネラル(ヨード、亜鉛)、ビタミン類と言われるように、その来源を飲食物からの栄養素にたよっています。それらを体に十分に取り込み、滞りなく頭髪部まで巡らせることが、抜け毛や薄毛対策の基本となってきます。


東洋医学で脱毛症を治す

東洋医学においては「髪は血の余り」という言葉があります。これを血余(けつよ)といいますが、脈管内を絶えず循環する血の豊かさと、毛髪の発育を関連付けて考えます。
ここで言う血とは「ち」ではなく「けつ」と呼び、現代語で言う血液だけでなく、人体を構成する生命活動維持の基本物質であり、精神活動の基礎物質と定義される概念です。

aga 漢方薬
血が不足する、例えば貧血や栄養状態が悪いような時は、髪を潤す血が不足した状態と捉えます。体の血が不足した場合や、被髪部における局所の血の不足は、ヘアサイクルを短くし脱毛症を招くと考えています。
また、頭髪は性ホルモンの影響を受けている事が解っていますが、東洋医学でも生殖を司る「腎」の生長壮老は、髪と相関すると考えています。以下は薄毛や脱毛症の方に多くみられる体質タイプになります。

  • @血虚タイプ
    ダイエット中や栄養状態が悪いなど、髪の材料となる物質的な物の不足が続いた場合は、体内で髪を作る余剰な血が不足していると考えられています。
    髪がやせたりパサつくだけでなく、乾燥肌や爪がもろくなるなど、外見的な血虚の症状が散見されてきます。女性であれば月経が遅れたり経血が減少するなども血虚によって現れる事があります。産後や授乳中、慢性に経過する病気も血虚に向かいやすく、脱毛症になりやすい状態と言えます。補血薬がこれに応じます。
  • A脾虚タイプ
    髪は血から作られると考えられていますが、血は脾(ひ)と呼ばれる気血の製造工場のような場所で、飲食物から作られると東洋医学ではとらえています。
    @の血虚タイプが、髪の原材料の不足を指摘しているのに対して、脾虚タイプは飲食物が代謝されて血や髪がつくられる過程の失調を指しています。血虚タイプの症状を内包しますが、脾は体のエネルギーである気も作っているため、気虚の症状が目立って来るのが特徴です。体力の不足を補ったり、消化器の代謝機能を改善する処方が応じます。
  • B気滞タイプ
    気ののびやかな巡りが滞る事を気滞(きたい)と呼びます。
    ストレスや不安感、不満や怒りなどが溜まってくると、気の巡りが悪くなり被髪部の血行不良が生じやすくなると考えれらています。物質の不足や機能の低下よりも局所の血行不良が目立ち、頭皮や首、肩の筋肉が緊張し固くなりやすいタイプです。
    気の巡りが滞ると容易に熱化しいため、頭皮の乾燥や湿疹、おできなどの皮膚病を患う事もあります。外用薬などを併用しながら、気血の流れを整える理気理血薬がこれに応じます。
  • C湿熱タイプ
    飲食物は血に変えられ頭髪としてその一部を体表に表しますが、程度が過ぎれば代謝異常に陥り、湿熱と呼ばれる毒を体の中に作ると考えられています。
    熱は容易に上行し頭皮の気血の流れを停滞させます。頭皮はじめっとしやすくなります。
    暴飲暴食はもとより、消費よりも摂取に偏った生活習慣などが常態化すると湿熱は顕著になります。また、気滞タイプになりやすく、頭皮の皮膚炎を伴う事もあります。
  • Dその他
    頭頂部の毛髪に影響が強い男性ホルモンが強い陽実タイプ、物質的な虚が進み、陽に対して相対的に陰が虚す陰虚タイプ、加齢とともに髪が細く白くなって抜け落ちる腎陽虚タイプなどがあります。
上記が脱毛症や薄毛にみられる体質タイプになります。
@Aは血の不足、Bは局所の血行障害、Cは気血の停滞を引き起こしていると言えます。いずれも血の量的不足や偏在と関連付けています。一方で、加齢に伴う腎の低下は薄毛や軟毛、白髪に向かい、程度の差こそあれ逆らえないものとして受け入れなければなりません。

ところが年齢的には腎が弱るには早すぎると思われる方であっても、上記の体質タイプを長く患うと、腎が虚の状態になる事があります。腎の失調は多方面に様々な症状をもたらし、その一症状として薄毛や抜け毛が現れてくることがあります。詳しくはご相談ください。
              

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